どーも、ユメソバです。
今回は無料版のGitHub Copilotが登場していたので、実際に使ってみます。
AIによるコーディングアシスタントがどのようなものなのかを試してみました。
はじめに
GitHub Copilotを使いたいなと思っていましたが、有料だったので今まで使用していませんでした。
今回は無料版のGitHub Copilot Freeが利用可能になっていたので、試しに使ってみました。
個人的に気になるのはAIがどれぐらい、良い感じでコードを提案してくれるかです。AIによるコーディングアシスタントは初めてなのでどんな感じなのか気になりました。
GitHub Copilot Freeでできること
無料版できることは以下です。無料版なので制限はあります。
- コード補完は月ごとに2000回
- Copilot Chatは月ごとに50回のメッセージまで
- AIモデルは「AnthropicのClaude 3.5 Sonnet」または「OpenAIのGPT-4o」

趣味の範囲でコードを書くには無料版でも十分な気がします
GitHub Copilot FreeをVSCodeで導入する手順
GitHub Copilotを導入する手順は以下になります。
- GitHubのアカウントを持っていない人は登録
- VSCODE上で拡張機能のインストール
- (任意)セキュリティの対策
Visual Studio Codeを開くと、画面上部にCopilotのアイコンがあると思うので、クリックします。右側の画面で「サインインしてCopilotを無料で使用する」をクリックします。
これでCopilotの導入は完了です。


GitHub Copilotにデータ収集をさせない設定もあるらしいですが、私の趣味で書いたコードがAIに学習されても問題はないので、私は設定していません。
実際に試してみた
今回はPyxelでテキトーにテ〇リスを制作したので、コードの修正をお願いしてみます。

ソースコードは全部で8ファイル。
game.pyが700行くらいのコードで、それ以外はすべて数十行のソースコードとなっています。

コードの提案
基本的な使い方としては、Copilotが有効な状態で関数名を書き出すと、Copilotがその関数の目的を理解し、コードを提案してくれます。
下の画像のようにcheck_levelと入力しただけでコードが提案されました。
提案されたコードが適切であれば、Tab
で採用します。不適切な場合は、Esc
で拒否できます。

インラインチャットで修正してもらう
Ctrl
+ I
でインラインチャットを開くことができます。コードの途中で質問を入力することができ、Copilotがその場で回答、提案してくれます。
Pythonのdocstringを書いてくれるのは楽ですね。


コードを書いている途中で、書き方がわからないところはすぐに質問できるので、学びながら成長できます。
リファクタリング及び修正
リファクタリングの方法としては、リファクタリングしたいコードを選択して、インラインチャットを呼び出します。
そして、「より保守性の高いコードにするための提案をしてください」と入力します。
すると、次のようにif文が並んでいるコートを修正してくれました。


また、複数のファイルを指定してのコードの修正点を指摘してもらうことも可能です。
しかし、コードの修正はファイル数が多いと時間がかかるため、複数のファイル全体を修正してもらうよりも、1ファイルで具体的に修正箇所を指示したほうがよさそうでした。
今回はblock.pyのコードを全体の修正点を教えてもらいました。

おわりに
今回はGitHub Copilot Freeにより無料でAIを使ったコーディングを試してみました。
想像以上にコードの提案とリファクタリングの内容が適切なので、快適にプログラミングができると感じました。
初心者でも簡単に始められ、またプログラミングの基礎を学んでいる人や、効率よくコーディングを進めたい人にとって非常に有用なツールだと思います。
無料で使えるので、まだ試していない方はぜひ一度使ってみてください。AIによる補完機能がどれだけ役立つか実感できるはずです。
GitHub Copilotで、もっと楽しく、効率的にプログラミングを始めましょう!