書店に行くと、ITパスポート試験の参考書がずらりと並んでいて、どれを選べばいいのか悩みますよね。
実際に書店に行くとITパスポート試験の本が以下のようにずらりと並んでいました。こんなにいらないだろと思いますが、あるのだから仕方ないですね。

ITパスポート試験は比較的取り組みやすい資格ですが、効率よく学習するためには参考書選びが大切です。
初心者の方は訳の分からないIT用語に苦労すると思うので、イマイチな参考書を選ぶと挫折する可能性が高いです。
そこで、今回はITパスポート試験対策におすすめの参考書を4冊厳選したのでご紹介します。
- 「ITパスポート試験の参考書は種類がありすぎて、どれがいいかわからない」
- 「おすすめの参考書や問題集を知りたい!」
これらの疑問を詳しく解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ITパスポート試験に合格するための参考書の選び方
ITパスポート試験合格に向けた参考書選びのポイントは以下の3つになります。
- 参考書は最新版を使う
- 基礎理論やデータ構造及びアルゴリズムの解説が理解できるか
- 自分の好みに合っているか
参考書は最新版を使う
ITパスポート試験は近年のAIなどの新技術のためにシラバスが変更されています。出題範囲が変更になるため、中古の参考書では対応できていないケースがよくあります。
具体的にはIPAの公式サイトでシラバスを確認して、最新のシラバスに対応している参考書を選びましょう。
基礎理論やデータ構造及びアルゴリズムの解説が理解できるか
基礎理論(2進数、集合、論理演算、確率・統計)やデータ構造及びアルゴリズムは初心者にとって鬼門です。この分野が詳しく解説されており、自分が理解できるかを確認しましょう。
基礎理論の中でも特に「基数変換」が少し難易度が高く、そこを丁寧に解説しているものが良いと思います。

上位の資格を目指す人やエンジニアの方には、データ構造やアルゴリズムは最低限の知識として理解していてほしい内容です。
自分の好みに合っているか
実際に本屋に行って、試し読みをして自分に合っているか中身を確認することが大事です。
絶対に失敗しない!ITパスポート合格のための参考書4選
おすすめは以下の4冊となっています。
いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書
ITパスポート試験の書籍として一番人気があります。参考書選びで迷ったらこれを選べば間違いないです。
試験範囲をおおよそ網羅しており、ページ数が多いですが、試験対策に必要な知識はこの一冊でカバーできています。
構成も解説も丁寧で非常にわかりやすく、IT用語に慣れていない方でも安心です。効果的な勉強のアドバイスも書かれているのもGood。
今後、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験など上位の資格取得を考えている人におすすめの参考書です。
問題集もついていますが、それほど多くないので過去問で補う必要があります。
個人的には適度なスペースとわかりやすい図解で一番読みやすいと感じました。
- 参考書選びで絶対に失敗したくないという人
- 今後、上位の資格を目指す人
イメージ&クレバー方式でよくわかる かやのき先生のITパスポート教室
「基本情報技術者試験」の参考書で人気がある、かやのき先生のITパスポート試験の参考書です。
イラストや図解が豊富で、「○○とくれば▲▲」など覚えるべきところや重要なところを説明してくれます。また、各テーマの導入にイラストが載っており、テーマ内容のざっくりとしたイメージで掴むことができます。
ページ数も500ページ弱ありますが、最重要ポイントに絞って解説しているのでサクサク読み進めることができます。
IT関係の仕事をしている人にとっては楽に読み進められますが、ITのことを全く知らない超初心者には理解に少し苦労する部分もあるかもしれません。
基礎理論やデータ構造及びアルゴリズムも優しく解説していますが、1テーマにまとまっていないので、少しわかりづらいなと思いました。
- IT関係の仕事をしている人
- 今後、上位の資格を目指すという人
書き込み式のドリルとして活用できる「かやのき先生のITパスポート教室準拠 書き込み式ドリル」も発売されています。
この1冊で合格! 丸山紀代のITパスポート テキスト&問題集
本書は試験範囲の中から頻出箇所にしぼっており、約400ページとコンパクトに収まっているのが特徴です。
すべての試験範囲をカバーしているわけではなく、基礎理論やデータ構造及びアルゴリズムの説明が軽く触れる程度になっており、重要度が低い部分はカットされています。
短期間でITパスポート試験の合格を目指す人におすすめです。
- 短期間でITパスポートに合格したい人
- ITパスポートの合格が目的という人
キタミ式イラストIT塾 ITパスポート
今回紹介した中で一番イラストが豊富かつわかりやすい解説が特徴です。イラストが多いので、今回紹介した書籍の中でページ数が一番多いです。
個人的にはイラストが多すぎて、ごちゃごちゃしていると感じました。また、イラスト内のフォントが手書き文字で読みにくいので私には合わないなと思いました。
しかし、イラストが豊富なので専門用語や用語の理解に苦労しているIT超初心者におすすめです。
- 文章よりも図解やイラスト重視で理解したい人
- ITに今まで関わっていない超初心者
おすすめ問題集
今回、ご紹介した書籍は参考書であり、インプットは十分です。しかし、書籍内の問題だけでは演習量が足りません。
そのため、アウトプット用の問題集も必要になります。
できるだけ費用を抑えたい方には、「ITパスポート過去問道場」というWEBサイトで問題を解くだけでも十分に合格することができます。
紙の本がいいという方は以下の問題集がおすすめです。大型本で解説が詳しく演習量も十分です。
自分に合った参考書で効率よく学習し、合格を勝ち取ろう!
今回はITパスポート試験のおすすめ参考書を4冊ご紹介しました。
ITパスポート試験は比較的取り組みやすい資格なので、本屋に並んでいるフィーリングの合う最新版の参考書ならどれでも大丈夫です。
実際に本屋へ行って自分が読みやすいもの、理解しやすいと思うものを購入すれば良いです。どれが読みやすいかは人により異なるので私には判断できません。
そうはいっても、ITパスポート試験の参考書は本屋にたくさん並んでいて、選べないだろうなと思い今回は4冊厳選しました。
これは余談ですが、個人的にいつも不満に思うのはITパスポート試験の参考書はたくさんあるのに、応用情報技術者試験など上位の資格の参考書は数種類しかないことです。ITパスポートじゃなくてそっちの種類をもっと増やしてほしいと思います。
今回、ご紹介した参考書はどれも人気がありITパスポート試験に合格するために効率よく学習することが可能なので、ぜひ本屋に行って内容を確認してみてください。